負けのら犬奮闘記

頭と心の整理場所です。

目からウロコ

 最初に行った派遣先でたまたまISO関連の勉強会に参加させて頂いた時の話が、当時の私にとっては目からウロコが落ちるような内容であった。少し前のことなのでうろ覚えかつ自分なりの解釈ではあるが、簡単に言うと

「事故が起きるのは体制が悪い。」

 という話で、失敗の多い私にとってはなんとも都合がよくありがたい話に聞こえた。

 その内容は、人為的ミスというのは必ず起こりうるものなのでそれを考慮の上で、ミスをしにくいような対策を練り、またミスが起きた時でもそれをチェック、それを是正して事故を防げるようなシステムを構築する為にどうすればよいのか? という話だった。

 

 仕事においてミスを前提としてシステムを構築するという発想が今までの自分にはなかったので、とんでもない失敗をするのは全て自分のせいで、失敗が多いのは自分の人間性に問題があるのかも?と思っていた。

(もちろんそれもあるだろうが…)

 ところが振り返ってみると、失敗した時には、工程に無理があったり準備不足などの要因がまずあって、さらにケアレスミスなどが重なって大きな失敗へと繋がった。

 そして、失敗の原因を追究することなく、

「自分が悪い。」とか「運が悪かった。」で終わらせてしまい、失敗を取り返そうとして焦り余計に失敗を繰り返していた。

 

 そりゃ何もかも上手くいかないわ。

  

二足目

 前には進んで行かないものの、本業のヒマな期間に派遣先も見つけて働き出してみると、表向きの収入はそこそこ減ったが、付き合いとかスーツ代などの余分な出費が減り、サービス残業やサービス休日出勤がなくなったので、かえって生活は楽になった。 

 派遣という制度自体はいろいろと問題もあると思うが、やり甲斐とか安定性とかを餌にブラック企業に縛られ、身動きが取れずに消耗していくよりは遙かにマシかもしれない。

 それと一番最初に派遣で入ったところがわりと大きな企業で労働環境もきっちりしていて、人間関係も良好で、派遣だからと見下されるようなこともなく気持ちよく働けた。

  そして、この後も何カ所か派遣先を変えて働いているが、あまりイヤな目にあったことはない。

 

 

 

 

 今行ってる所を除いては…

 

 

二足の草鞋

一人の人間が二足の草鞋を同時に履くことはできないことから、同じ人が普通は両立しないような仕事を一人ですることをいう。 (以下略)


 二足の草鞋を履く - 故事ことわざ辞典

 

 親がしていた自営業というのが、昔はそれなりに忙しかったみたいだが、現在は昔ほどには仕事がなく、1年のうち4か月くらいは忙しいけれど、後はスカスカという悲惨な状態で、それを補う為にとりあえずは派遣で食いつなぎつつ、徐々に専業で出来るようになれば良いと考えた。

 同じ業種でも1年を通してうまくやっている所もある中で、こんな中途半端な心構えでよいのだろうか? とも思ったが貯蓄もなく、知識もスキルもまだないのでイマイチ覚悟も決めれない。

 しばらくは二足の草鞋を履くような形でスタートしたが、普通の人はやはり二足の草鞋を同時に履くことは出来ない。ましてや、普通の人以下の能力の人間がそんなことをしても派手に転ぶか、仮に履けても前に進むのは難しい。 まだ転んではいない。と思いたいが、前にもほとんど進んでない。

 

飼い主探し

 新しい仕事を探しながらも、実は余り乗り気にはなれなかった。 というのも、この時の少し前まで親が自営業をやっていたので、それを復活する形でフリーランスになろうかな? などというバカな考えが頭に浮かんだからだ。

 もともと、あまり儲からないと思っていたので後を継ぐ気なんぞさらさらなかった。

 でも、昔はよく手伝わされていたので、スキルがあるとまでは言えなくても、ゼロから何かを始めるよりはマシかもしれない。という思いと、ブラック企業でやらされていたことの半分でも労力を裂けば、それなりにうまく行くのではないかと思ったからだ。

 

 問題はいろいろと山積みではあるが、この選択自体はそんなに間違ってはなかったと思う。

引き金

 前の職場はまあまあブラックな会社で、身体はきつかったがそれなりに楽しくやっていた。 

 だが、給料のわりには出費も多く、体調不良からくるミス(仕事上でも私生活でも)がちょくちょく増えてきて悩んでいた頃に失態を犯し(今でも本人としては全く失態とは思ってないのだが…) 左遷の話が出た時に上司から言われた言葉がどうにも気に入らなかった。

 上司としては悪気はなく、宥めるつもりで言ったのだろうが、「もうええ歳でも家族もおるのにクビになったら困るやろ。」的なことを言われた。

 この一言が引き金となって、逃げるような形で辞めることになった。

 

 

そして負け犬へ

 空回りばかりの生活がイヤになりだした頃、前の職場で失態をやらかして左遷されそうになったので、これをきっかけに仕事を辞めることにした。

 

 退職してからしばらくの間、転職サイトを眺めたり、合間にゲームをしたりとネットを眺める日々を過ごしていたが、そんな時に登録したコミュニティサイトで自分のキャラに名付けをすることがあった。 

 もともと、こういうキャラクターとかの名付けは好きではなく、昔はドラクエとかのゲームの名付けですら散々考えるタイプだったが、その時ばかりはすぐに『負け犬』という言葉が頭に浮かんだ。

 

 きっと前の職場を逃げるように辞めたことと、それからの堕落した生活がその言葉となって浮かんだのかもしれない。

甘い決断

 必死に働いてお金を稼ごうとしても、空回りしてかえって出費が増えるようなことが続いたので、あまり必死に働くことは辞めようと思った。 真面目に身体を動かして、それでもお金が無いのならば仕方がない。才能がないのだから。

 

 それに、必死で働かない分は自分の時間を有効に使えて、また自分の健康も維持しやすい。実はそれは目先のお金なんかよりもはるかに大事なもので、お金なんかなくても何とか楽しく生きていけるのでは? などと思ったりした。

 

 しかし、甘かった…